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小規模事業者持続化補助金の採択率・採択結果一覧

本記事では、小規模事業者持続化補助金の採択率に関して説明します。小規模事業者持続化補助金の採択率に関心のある方は参考にしていただければと思います。

小規模事業者持続化補助金の採択率は約30%~90%を推移している

小規模事業者持続化補助金の採択率は、約30%から90%まで変動しています。これは、毎回申請件数によって異なる結果となるためです。

最新の情報として、2023年2月7日に発表された第10回小規模事業者持続化補助金の採択率は63.4%です。

第1回から第10回小規模事業者持続化補助金の採択率一覧

第1回から第10回小規模事業者持続化補助金(一般型)の採択率一覧です。

【小規模事業者持続化補助金(一般型)の採択率】

公募回申請件数採択件数採択率
第10回9,844件6,248件63.4%
第9回11,467件7,344件64.0%
第8回11,279件7,098件62.9%
第7回9,339件6,517件69.8%
第6回9,914件6,846件69.0%
第5回12,738件6,869件53.9%
第4回16,126件7,128件44.2%
第3回13,642件7,040件51.6%
第2回19,154件12,478件65.1%
第1回8,044件7,308件90.8%

【小規模事業者持続化補助金(低感染リスク型ビジネス枠)の採択率】

公募回申請件数採択件数採択率
第6回11,721件8,040件68.6%
第5回6,208件4,138件66.6%
第4回8,243件5,780件70.1%
第3回8,056件5,022件62.3%
第2回10,205件5,361件52.5%
第1回7,827件3,512件44.8%

【小規模事業者持続化補助金(コロナ特別対応型)の採択率】

公募回申請件数採択件数採択率
第5回43,243件16,498件38.1%
第4回52,529件15,421件29.3%
第3回37,302件12,664件33.9%
第2回24,380件19,833件81.3%
第1回6,744件5,503件81.5%

「小規模事業者持続化補助金」の申請件数と採択件数は、中小企業庁の公式サイトにて「新着情報」から確認することができます。各回の申請件数と採択件数が発表されているため、「小規模事業者持続化補助金」の申請を検討されている方はこの情報を参考にしていただけます。

都道府県別の採択者一覧表について

中小企業庁は、小規模事業者持続化補助金の申請件数と採択件数を公表しています。また、都道府県別の採択者リストも公開されています。このリストには、全国の採択者が一覧表示されており、データをもとに都道府県別の全体比率を計算することもできます。

都道府県採択件数全体比率
北海道145件2.3%
青森県39件0.6%
岩手県84件1.3%
宮城県71件1.1%
秋田県41件0.7%
山形県63件1.0%
福島県54件0.9%
茨城県157件2.5%
栃木県70件1.1%
群馬県214件3.4%
埼玉県211件3.4%
千葉県173件2.8%
東京都706件11.3%
神奈川県267件4.3%
新潟県82件1.3%
富山県77件1.2%
石川県72件1.2%
福井県104件1.7%
山梨県76件1.2%
長野県124件2.0%
岐阜県143件2.3%
静岡県147件2.4%
愛知県428件6.9%
三重県112件1.8%
滋賀県152件2.4%
京都府142件2.3%
大阪府450件7.2%
兵庫県255件4.1%
奈良県87件1.4%
和歌山県50件0.8%
鳥取県13件0.2%
島根県35件0.6%
岡山県163件2.6%
広島県130件2.1%
山口県33件0.5%
徳島県78件1.2%
香川県70件1.1%
愛媛県61件1.0%
高知県49件0.8%
福岡県236件3.8%
佐賀県32件0.5%
長崎県74件1.2%
熊本県174件2.8%
大分県82件1.3%
宮崎県49件0.8%
鹿児島県65件1.0%
沖縄県108件1.7%

小規模事業者持続化補助金に関して、最も多くの採択件数を認められたのは東京都(706件)であり、大阪府(450件)、愛知県(428件)が続きました。一方、最も少ない採択件数は鳥取県(13件)であり、佐賀県(32件)や山口県(33件)も少ない数字でした。これらは地域の人口や事業者数の影響を受けていると考えられます。

中小企業庁は、採択者の一覧表を公開しており、申請者名、法人番号、補助事業名が確認できます。これは事業者の取り組みの見本となるため、興味がある方は中小企業庁のサイトを参照してください。また、小規模事業者持続化補助金の採択日については、「小規模事業者補助金の採択日と採択結果の説明」も参考にすることができます。

採択率の注意点

実質倍率はもう少し上がる

小規模事業者持続化補助金の採択率は直近では60%から70%程度であり、見た目は簡単に通過するかのように見えます。しかしながら、小規模事業者持続化補助金の申請には、事業計画を記載することが必要であり、販路拡大計画を詳細に作成する必要があります。この作業はかなり骨の折れるものであり、事業計画を何度も改訂することが必要です。そのため、申請前に諦めてしまう人も多くいます。このことを踏まえると、直近の高い採択率であっても必ずしも楽観する状況とはならないことがわかります。

公募回によって採択率が変わる

上記の採択率の表を見てみても、同じ小規模事業者持続化補助金の申請とは言え公募回によって、採択率は44%から90%と倍以上の開きがあります。

なぜかと言うと、補助金は予算に限度があるからです。

申請数が多数になった場合、予算の関係上、いくら作りこんだ良い事業計画を作っていたとしても、不採択になってしまうケースがあります。

直近の採択率は60%から70%程度ですが、次もそうなるとは限らないので、事業計画をきっちり仕上げることが重要です。

また、一度不採択になってしまったからと言って諦めてしまうのはとてももったいないです。次回分で再チャレンジすれば採択されるケースもあるので、諦めず再申請してみましょう。

小規模事業者持続化補助金の採択結果はいつ?

これまでの傾向として、第10回の小規模事業者持続化補助金(一般型)は2022年12月9日に申請締切が行われ、その後約2ヶ月後の2023年2月6日に採択結果が発表されました。どの回においても基本的には約2ヶ月後に採択結果が発表されているという傾向が見られます。

まとめ

小規模事業者持続化補助金の採択率は直近では60%から70%程度です。採択結果は申請の締め切りから約2ヶ月後に公開されます。採択率をできるだけ上げるためには、事業の現状や課題、目標や戦略、取り組む内容や効果などを具体的に記載することです。また、申請は採択されるまで何回でも申請可能ですので、不採択になった場合でも諦めずに次回の公募でチャレンジすることをおすすめします。

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