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事業再構築補助金の採択結果はいつ?公募回別の申請期間・採択件数・採択率一覧

本記事では、事業再構築補助金の採択結果・採択率に関して紹介します。事業再構築補助金の申請期間や過去の採択率が気になる方は、採択結果・採択率を参考にしていただければと思います。

事業再構築補助金について

事業再構築補助金は、新型コロナウイルスの感染拡大により新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編などの思い切った事業に取り組む中小企業に対して、支援する補助金です。

目的

事業再構築補助金は、業績が伸び悩む事業者に対して、大胆な事業再構築を促し、経済の構造転換を促進することを目的としています。

具体的には、新しい分野の開拓、事業の転換や再編、業種や業態の転換などが「事業再構築」に該当します。

補助額、補助率

補助額と補助率は以下の通りです。

申請枠補助額補助率
通常枠100万円 ~ 8,000万円2/3 (1/2)
大規模賃金引上枠8,000万円超 ~ 1億円2/3 (1/2)
回復・再生応援枠100万円 ~ 1,500万円3/4 (2/3)
最低賃金枠100万円 ~ 1,500万円3/4 (2/3)
グリーン成長枠100万円 ~ 1.5億円1/2 (1/3)
緊急対策枠100万円 ~ 4,000万円3/4 (2/3)

事業再構築補助金の対象者

事業再構築補助金の申請には以下の3つに該当する必要があります。

  1. 売上が減っている
  2. 新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編に取り組む
  3. 認定経営革新等支援機関と事業計画を策定する

事業再構築補助金の採択結果が発表されるのはいつ?

事業再構築補助金の採択結果が発表されるのは、過去の公募情報から申請期間から約2か月後だとわかります。採択結果は、次の事業再構築補助金の申請期間中に発表されます。

申請・申請スケジュール

スケジュールの流れは、申請から採択されてから交付を受けるまでの一連の手順になります。

まず最初に申請を行います。その後、採択結果が発表されますが、これは締切後に2〜3ヶ月程度かかります。

採択された場合は、交付申請を行う必要があります。この申請は、採択後1ヶ月以内に行う必要があります。

交付決定には、申請後1ヶ月程度の期間がかかります。その後、事業を実施するために12〜14ヶ月の期間が必要です。

事業が完了した後は、2ヶ月以内に結果報告を行い、交付請求を行わなければなりません。交付は、事業終了後に行われます。

交付決定が下りても、すぐに支払われるわけではないため、注意が必要です。また、採択から入金までには1年以上の期間がかかるため、資金繰りの調整が必要です。

事業再構築補助金第1回から現在までの申請期間と採択率

事業再構築補助金の採択率は下記図の通りです。回を重ねるごとに採択率が上がっています。採択率は、応募件数に対して採択される件数の割合を示します。また、採択結果は、審査の結果、補助金が採択されたか否かを示すものです。

事業再構築補助金第9回公募

日付
申請期間令和5年1月中下旬~3月中下旬予定
採択発表調整中

事業再構築補助金第8回公募

日付
申請期間令和4年10月3日~令和5年1月13日
採択発表令和5年3月中旬~下旬頃

事業再構築補助金第7回公募

日付
申請期間令和4年8月30日~令和4年10月5日
採択発表令和4年12月15日

<採択結果>

申請枠応募件数採択件数採択率(%)
通常枠9,2924,40247.4
大規模賃金引上枠11545.5
回復・再生応援枠2,1441,33862.4
最低賃金枠16213180.9
グリーン成長枠54321740.0
緊急対策枠2,9801,65255.4

事業再構築補助金第6回公募

日付
申請期間令和4年6月8日~令和4年6月30日
採択発表令和4年9月15日

<採択結果>

申請枠応募件数採択件数採択率(%)
通常枠11,6535,29745.5
大規模賃金引上枠9555.6
回復・再生応援枠2,9331,95466.6
最低賃金枠25221685.7
グリーン成長枠49319740.0

事業再構築補助金第5回公募

日付
申請期間令和4年2月17日~令和4年3月24日
採択発表令和4年6月9日

<採択結果>

申請枠応募件数採択件数採択率(%)
通常枠16,1856,44139.8
大規模賃金引上枠13861.5
卒業枠21942.9
緊急事態宣言特別枠4,5093,00666.7
最低賃金枠30624379.4
グローバルV字回復枠100.0

事業再構築補助金第4回公募

日付
申請期間令和3年11月17日~令和3年12月21日
採択発表令和4年3月3日

<採択結果>

申請枠応募件数採択件数採択率(%)
通常枠15,0365,70037.9
大規模賃金引上枠12650.0
卒業枠17847.1
緊急事態宣言特別枠4,2172,80666.5
最低賃金枠39129074.2

事業再構築補助金第3回公募

日付
申請期間令和3年8月30日~令和3年9月21日
採択発表令和3年11月30日

<採択結果>

申請枠応募件数採択件数採択率(%)
通常枠15,4235,71337.0
大規模賃金引上枠201260.0
卒業枠442045.5
緊急事態宣言特別枠4,3512,90166.7
最低賃金枠46937580.0

事業再構築補助金第2回公募

日付
申請期間令和3年5月26日~令和3年7月2日
採択発表令和3年9月2日

<採択結果>

分類申請枠応募件数採択件数採択率(%)
中小企業通常枠14,8005,36736.3
特別枠5,8843,91966.6
卒業枠482450.0
中堅企業通常枠592135.6
特別枠9555.6
V字枠000.0

事業再構築補助金第1回公募

日付
申請期間令和3年4月15日~令和3年5月7日
採択発表令和3年6月16日令和3年6月18日  ※第1回のみ採択結果が2回に分かれて発表

<採択結果>

分類申請枠応募件数採択件数採択率(%)
中小企業通常枠16,8975,09230.1
特別枠5,1672,85955.3
卒業枠804556.3
中堅企業通常枠711216.9
特別枠14750.0
V字枠2150.0

事業再構築補助金は、大きく分けて「通常枠」と「特別枠」の2種類の枠があります。どちらの枠に申請するかによって、採択率が変わります。申請する前に、それぞれの枠の特徴を知っておくと良いでしょう。

業種別の採択率割合

事業再構築補助金は枠によって採択率が大きく異なるだけでなく、業種によっても採択の割合が変わってきます。業種ごとの採択割合は下記の図の通りです。

業種別の採択割合(第7回公募結果)

業種採択割合
製造業24.6%
宿泊業、飲食サービス業14.7%
卸売業、小売業15.3%
生活関連サービス業、娯楽業6.4%
サービス業(他に分類されないもの)6.0%
学術研究、専門・技術サービス業5.8%
情報通信業3.9%
不動産業、物品賃貸業3.2%
医療、福祉2.9%
教育、学習支援業1.7%
運輸業、郵便業1.7%
その他1.9%

「製造業」が採択割合のトップとなっており、次いで「宿泊業、飲食サービス業」「卸売業、小売業」の採択割合が高い結果となっています。

割合が一番大きい業種と一番低い業種とでは22.9%の開きがあります。

まとめ

事業再構築補助金は、新型コロナウイルスの感染拡大により新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編などの思い切った事業に取り組む中小企業に対して、支援する補助金です。採択率は毎回の募集によって異なりますが、採択されるためには、事業再建計画書の作成や提出書類の整備、事業再建の具体的なアイデアの提示などが重要となります。事業再構築補助金の採択率や採択結果は、申請者にとって非常に重要な情報です。事前に十分に調べて、申請書類の準備や審査に備えましょう。

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